| 1. | 項目 | IASBとFASBは金融資産と金融負債の相殺に関する共通の開示要件を公表 | |
| 2. | 設定主体 | 国際会計基準審議会(IASB)、米国財務会計基準審議会(FASB) | |
| 3. | 適用開始時期 | 2013年1月1日以後に開始する事業年度及び当該事業年度に属する中間期間から適用 (遡及適用) | |
| 4. | 概要 | 2011年12月16日 国際会計基準審議会(IASB)と米国会計基準審議会(FASB)は、相殺措置が企業の財務状態に与える影響または潜在的影響を投資者や他の財務諸表利用者がより良く評価するのに資することを意図した共通の開示要件を公表しました。相殺の適格基準は、国際財務報告基準(IASB)と米国で一般に認められた会計原則(USGAAP)では異なります。 | |
| 相殺(ネッティングとも呼ばれる)は、財政状態(貸借対照表)において資産と負債を単一の純額表示したものです。IFRSとは異なり、USGAAPでは、相殺の権利が債務不履行または倒産の際にのみ利用可能な場合において、同一の当事者との法的に強制し得る相殺措置の対象となるデリバティブを、貸借対照表において純額表示する選択肢を企業に認めています。 | |||
| IFRSとUSGAAPとの間のこのような差異に対処するため、2011年1月にIASBとFASBは、USGAAPにおける現行の条件をより狭めたネッティングの新しい基準を提案した公開草案を公表しました。しかし、それぞれの審議会の利害関係者からのフィードバックに対応して、両審議会は既存の相殺モデルを維持し、その代わりに、IFRSまたはUSGAAPに準拠して作成された財務諸表を投資者がより比較しやすくなる新しい開示要件を公表することを決定しました。 | |||
| また、共通の開示要件は、関連する差し入れたまたは受け取った担保の開示を含め、企業がどのように信用リスクを軽減しているかについての報告の透明性を改善しています。詳細に関しては、本日公表したプロジェクト概要及びフィードバック・ステートメントに記載されています。 | |||
| IASB議長のHans Hoogervorst氏は、「これらの開示は、投資者がIFRSとUSGAAPの相殺の報告要件における差異を埋めるのに役立つものとなり、その一方で、追加的な要件は企業がどのように相殺に関連する信用リスクを軽減しているかについてより良い情報を提供することになる。とは言うものの、相殺要件の差異を埋めるのに開示を利用するというのは両審議会にのプラン「B」であった。」と述べました。 | |||
| FASB議長のLeslie F.Seidman氏は、「拡大された開示は、法的に強制し得る相殺措置に従って相殺される項目の総額と純額の両方を理解したいと望む投資者から寄せられたフィードバックに対応したものである。また、我々は、これらの契約において差し入れた担保および保有する担保に関して拡大した情報も要求している。」と述べました。 | |||
| さらなる詳細につきましては、こちらをご参照ください。 | |||
| 5. | RCカテゴリ | 会計基準 | |
| 6. | リンク先 | IASBウェブサイト、FASBウェブサイト |