| 1. | 項目 | Topic944(金融サービス-保険)の一部を修正するASU No.2010-26「保険契約の獲得又は更新に関連する費用の会計処理」を発表 | |
| 2. | 設定主体 | 米国財務会計基準審議会(FASB) | |
| 3. | 適用開始時期 | 2011年12月15日以後に開始する期中及び年度の報告期間から適用 (遡及適用可、早期適用は年度の報告期間の期首においてのみ可) | |
| 4. | 概要 | 2010/10/13 米国財務会計基準審議会(FASB)は、、FASB Accounting Standards CodificationTMのTopic944(金融サービス-保険)の一部を修正するASU No.2010-26「保険契約の獲得又は更新に関連する費用の会計処理」を発表しました。 | |
| 本ASUでは、現行の実務において、新規又は更新保険契約の獲得に関連する費用のうち、どの費用が繰延獲得費用に該当するかに関する解釈が多様化しているため、資産化できる繰延獲得費用を明確にすることを目的としています。 本ASUでは、新規又は更新保険契約の獲得において発生した以下の4つの費用が資産化されます。 ①契約獲得に係る直接増分費用 直接増分費用は、契約取引から直接生じたものであり、契約取引にとって必要不可欠な 費用であります。そして、保険会社によって契約取引が行われていなければ発生しない費 用であります。 実施要項において例示されている具体的な費用は以下の通りです。 a. 成功した契約獲得に対するエージェントまたはブローカーへの報酬やボーナス b. ASU No.2010-26に取って代わられるサブパラグラフ c. 成功した契約獲得に対する医療調査費用 ②保険会社が契約のために実施した以下の獲得活動に直接関連する特定の費用 a. 引受業務 b. 保険の発行と処理 c. 医療調査 d .販売員による契約の販売 上記の2.には、実際に獲得した契約のために、上記の活動を実施することに費やされる時間に直接関連する従業員の報酬総額の一部(契約獲得に係る直接増分経費として資産化されている報酬を除く)及び賃金の諸手当が含まれます。 実施要項において例示されている具体的な費用は以下の通りです。 a. 給与(支払)税 b. 医療保険 c. グループ生命保険 d. 退職年金 e. 401(k)制度 f. ストックオプションや株式評価益権などの株式報酬制度 g. 残業食事手当 ③契約が獲得できていなければ発生しなかった上記の2.の活動に直接関連するその他の費 用 実施要項において例示されている具体的な費用は以下の通りです。 a. 指定された活動に関連する人員によって発生した飛行機代、ホテルの宿泊費用、自 動車の燃費、及び同様の費用の返済 b .契約の引受業務に関連する長距離通話明細の費用 c. 契約を履行する前に個人の現場審査に関わった人員に対する走行費用と運賃の返済 ④パラグラフ340-20-25-4における資産化の要件を満たす広告費用 上記以外の獲得関連費用については、発生時に費用として処理されます。これには、潜在的顧客の勧誘、市場調査、教育、管理、失敗に終わった獲得または更新の取り組み、及び商品開発のために発生した費用が含まれます。さらに、管理費用、レント、減価償却費、占有、設備、及びその他の全ての一般間接費は間接費としてみなされ、発生時に費用として処理されます。 本ASUにおける改正を初度適用したことにより企業が以前資産化していない獲得費用が資産化される場合、企業はこれらのタイプの費用を資産化しないことを選択することができます。また、本ASUにおける改正は、ユニーバーサル保険タイプの契約を獲得する際に発生する特定の費用の資産化を禁止しているパラグラフ944-30-25-4から25-5にあるガイダンスには影響を及ぼしません。 | |||
| 5. | RCカテゴリ | 会計基準 | |
| 6. | リンク先 | FASBウェブサイト |