| 1. | 項目 | FASBはTopic954(ヘルスケア事業体)の一部を修正するASU No.2011-07「特定のヘルス・ケア事業体のための患者サービスによる収益、貸倒引当金繰入額、貸倒引当金の表示および開示」を公表 | |
| 2. | 設定主体 | 米国会計基準審議会(FASB) | |
| 3. | 適用開始時期 | 公開企業:2011年12月15日より後に開始する事業年度および当該事業年度に属する中間期間から適用(早期適用可) 非公開企業:非公開企業については、2012年12月15日より後に終了する最初の事業年度、そして、その後の中間期間と事業年度に適用(早期適用可) | |
| 4. | 概要 | 2011年7月25日 米国会計基準審議会(FASB)は、Topic954(ヘルス・ケア事業体)の一部を修正するASU No.2011-07「特定のヘルス・ケア事業体のための患者サービスによる収益、貸倒引当金繰入額、貸倒引当金の表示および開示」を公表しました。 | |
| 事業体がその金額を回収できるか否かに関わらず、サービス提供時に患者サービスによる収益を認識するヘルス・ケア事業体がいます。このような会計実務は、収益および関連する貸倒引当金繰入額のグロスアップをもたらすことになるという懸念が利害関係者から持ち上げられました。また、ヘルス・ケア事業体が収益および不良債権への調整を独自の判断で下すため、それらの判断はヘルス・ケア事業体によって異なるものとなり、比較可能性は損なわれます。それにより、財務諸表利用者が分析を行うことが困難になります。 | |||
| 本ASUの目的は、ヘルスケア事業体の純収益及び貸倒引当金について財務諸表利用者により高い透明性をもって情報提供することにあります。本ASUは、財務諸表利用者が事業体の財産である患者サービスによる純収益およびこれに関連した貸倒引当金の変動を評価する際に資する情報を提供します。本ASUは、ヘルス・ケア事業体(その金額を回収できるか否かに関わらず、サービス提供時に多額の患者サービス収益を認識している事業体)が、損益計算書上、患者サービスによる収益に関連する貸倒引当金繰入額を患者サービスによる収益の控除項目として表示することを要求しています。 | |||
| 本ASUの修正は、特定のヘルス・ケア事業体に対して、患者サービスによる収益に関連する貸倒引当金繰入額を営業費用から患者サービスによる収益の控除(契約上の引当金およびディスカウントの純額)として組替を行い、損益計算書の表示を変更することを要求しています。また、ヘルス・ケア事業体に、収益の認識および不良債権の評価に関する会計方針について充実した開示を提供することを要求しています。さらに、患者サービスからの収益(契約上の引当金および開示)のみならず、貸倒引当金の変動に関する質的および定量的情報を開示することを要求しています。 | |||
| 本ASUの修正は、過去に開示した全ての期間に対して、遡及的に適用しなければなりません。また、本ASUの修正により求められる開示については、適用年度およびその後の報告年度において提供されなければなりません。 | |||
| IFRSでは、現在、本ASUの修正で規定されているのと類似した表示または開示は要求していません。しかし、両審議会は、最近、収益認識 (Topic 605)顧客との契約による収益の公開草案の再審議を終えました。本再審議において、両審議会は、本ASUの規定と一致するように、顧客との契約による減損損失(貸倒損失)を収益項目の隣に、別個の項目として表示することを決定しました。さらに、両審議会は、暫定的に、分割された収益の情報を開示すべきことを決定し、2011年の下半期に公開草案の再審議における暫定的な決定を再公表することを予定しています。 | |||
| 5. | RCカテゴリ | 会計基準 | |
| 6. | リンク先 | FASBウェブサイト |